2017年春、カメラを購入してから初めての遠征でした。
なぜか、霊峰白山に向かいたくなり、ふと思ったのが、私の姓の秘密。
なにか手掛かりがあるのではないかと、石川県小松市にある須天熊野神社へとまずは向かったのでした。
石川県小松市は白山のおひざ元の一つ。
その集落の一角に、須天熊野神社はありました。
その名のとおり熊野神社にゆかりのある神社がここになり、そしてその集落が須天町。
ただし、参拝にきておられた近所の方や神社の方にうかがったのですが、
この周辺には、須天さんはおられないとのこと。
少し力が抜けましたが、せっかくのご縁。
ここはかなり丁寧にお参りをしたいと思いました。
鳥居をくぐると、それは晴れやかな青空が広がり、やたがらすが出迎えてくれます。
拝殿に手を合わせると、それは心地よい風が吹きました。
拝殿の右奥の気配がとても気になり、歩を進めると
そこには趣のある赤い鳥居と、小さくもうっそうとしたそれはすてきな木立があります。
小さな場所ではあるのですが、そこはとっても静寂で神秘的な空気が漂います。
この神社は、まさしくこの場所、ここが神の座りし場所、
そう思わずにはいられませんでした。
おそらく古くから田園集落であっただろうこの場所には、
その豊作を祈念して神社が建立されたことでしょう。
その場所として、この神聖な木立の森が選ばれたに違いありません。
またいつか節目ごとに、この縁ある場所を訪れてみたいと思います。